中学校教育に満足している保護者とそうでない保護者の割合は7対3 民間調査

比較サイト「ズバット通信制高校比較」を運営する株式会社ウェブクルーは、高校進学予定の子どもを持つ保護者を対象に、今の学校教育についてどのように感じているかを調査した。10月20日から21日にかけて、高校進学予定の子供を持つ親1,005人から回答を得、12月13日、その結果を発表した。

「中学校で行われている学校教育全般に対して、どう思っていますか?」と質問したところ、11.2%が「とても満足している」、60.5%が「ある程度満足している」、22.7%が「やや不満がある」、5.6%が「とても不満がある」と回答した。満足している保護者と不満がある保護者の割合は、約7対3であることが明らかとなった。

中学校の教育の具体的にどのような点を評価している(していない)かについても調査した。「学習・教育方法」と「指導体制・教育環境面」に分けて、もっとも評価している(していない)点について尋ねた。

学習・教育方法のもっとも評価している(していない)点について、「当てはまるものはない」を含めた8つの選択肢から一択で尋ねたところ、以下のような結果となった。

一方、指導体制・教育環境面のもっとも評価している(していない)点について、「当てはまるものはない」を含めた7つの選択肢から一択で尋ねると、以下のような結果となった。

学習面でも指導面でも、評価していない点について「当てはまるものはない」が最多となったことから、保護者は中学校におおむね満足していることが明らかとなった。一方、指導面で評価していない点の回答として「生徒指導の実施」、「生徒に合わせた進路指導の実施」が多かったことは、教員の力量や学校の制度のせいで個人に合わせた指導が実現できていないことを示唆しており、課題をしめしている。

調査結果の詳細は以下より。
https://zba.jp/tsushin-highschool/cont/basic-research-school-education/