AIの印象、「機械的すぎて、冷たい存在」「得体の知れない、不安を感じさせる存在」がトップ3入り
博報堂DYホールディングスは11月25日、2024年度「AIと暮らす未来の生活調査」の結果を発表した。
今後ますます社会に浸透し、人々の暮らしに影響を与えるようになると考えられるAI。そのAIと、生活者はどのように付き合い、どのように考えているのか調べた。
調査は昨年に続き2回目。10月、全国の15~69歳の男女を対象に実施。2,367名から回答を得た。
Chat GPT、Microsoft Copilotなど生成AI関連サービスとどのように付き合っているか尋ねたところ、「月に1回以上利用している」が17.9%、「現在は利用していないが過去に利用したことがある」が11.1%、「利用したことはないが聞いたことはある」が26.7%、「聞いたことがない」が44.3%だった。
「月に1回以上利用」は前回調査の8.0%から倍以上増加し、逆に「聞いたことがない」は71.3%から大幅に減少。生成AI関連サービスが急速に浸透していることが伺われた。
月に1回以上利用していると回答した人(n=418)に、その用途について尋ねたところ、「文章作成・文章処理」が50.6%でトップ。「業務の効率化(情報の収集・処理)」(49.5%)、「翻訳作業」(49.4%)、「アイディア出し」(47.7%)と続いた。
AIは自分にとってどんな存在か、全員に尋ねたところ、トップこそ「自分にアドバイスを提供し、問題解決を手助けしてくれる存在」(64.0%)となったが、2位は「機械的すぎて、冷たい存在」(48.7%)、3位は「得体の知れない、不安を感じさせる存在」(46.3%)。ネガティブな印象を持つ人が少なくないことが判明した。
一方、月に1回以上利用していると回答した人では、2位は「自分を磨き、サポートしてくれる先生または部下」(68.3%)、3位は「一緒に楽しみ、目標を共有できる仲間」(53.0%)となった。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000036543.html
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