「ユニバーサルデザインと地域課題の解決」テーマの授業 神田外語大

神田外語大学は6月25日、モリサワと共同で産学連携プロジェクト「ユニバーサルデザインと地域課題の解決」をテーマにしたポスター制作を目的とする連続授業をオンラインで実施することを発表した。 

本授業は、同大言語メディア教育センターの石井雅章准教授の授業「グラフィック・デザインIA」(木2)で行われるもの。一般的に人は情報の8割を視覚から得ていると言われており、ユニバーサルデザイン(以下:UD)フォントは、高齢者への配慮やロービジョン、ディスレクシアなど、社会生活に障害のある人への配慮にも貢献している。同授業では、学生たちが、言語や文字が持つ可能性や身近な地域課題に向き合い、新しい価値観や考え方を発見していくことが狙いだ。

今回の学生によるポスター制作では、まず、UDフォントについて学び、課題解決の具体的なケースを理解する。その上で、身近な地域課題をユニバーサルデザインで解決するアイディアをポスターとして提出し、モリサワのスタッフによる評価がなされる。同授業のオリエンテーションから評価までは、全てオンライン会議システムを通じて行われる。学生たちは自宅などそれぞれの環境で課題解決に向けてのアイデアを考え、それをもとにUDフォントを利用したポスターを作成する、としている。

20.06.26news2