戸田市教委、カタリバと不登校児童生徒の学びの支援に関し連携協定を締結

埼玉県戸田市教育委員会と認定NPO法人カタリバは、不登校・長期欠席の児童生徒の学びを支援する「オンライン不登校支援事業」において、連携・協力に関する協定書を締結することを発表した。協定締結式は2022年7月26日(火)にカタリバ本部事務所において行われる。

2020年度の文部科学省による調査では、日本の小中学校において、不登校の児童生徒を含む「長期欠席者」の数が過去最多の約29万人(287,747人)に上ることが明らかになった。

戸田市では教育改革を進める中で、かねてより不登校の領域においても課題意識をもって「戸田型オルタナティブ・プラン」の策定などの体制づくりを進めてきたが、今回連携するカタリバのオンライン不登校支援プログラムでは、家庭や学校の相談室、教育支援センター等から接続できるオンラインの学びの場「room-K」において、プログラミングや国語、算数・数学などの学習支援を受けることができる。

また、専門スタッフによる個別の指導計画に基づいたオンラインでの教育相談も実施される。

今後、協定に基づき、下記の内容について連携・協力が進められることになる。

1)個別の学習相談(アセスメント等)を踏まえた個別サポート計画の作成
2)メンターの派遣等による学習等支援
3)デジタルツールを活用した学びプログラムの提供
4)効果的な支援方法等の研究開発を目的としたデータ分析

戸田市教育委員会では、「本連携によって、事情により学校に通いたくても通えなかったり、他の学びの場にも足が向かなかったりした、これまで支援の手が届きづらかった児童生徒に対しても、新たな選択肢となることが期待されます」としている。

22.7.21news2