愛知県一宮市の小中学校でオンラインキャリア教育の実証授業を実施

学校向けキャリア教育サービスを提供する株式会社Blueberry(東京都港区)は、愛知県一宮市において2021年度にオンラインキャリア教育の実証授業を行うことを発表した。

新しく学習指導要領が改訂され、その中でもキャリア教育を一つの重点とすることが文部科学省によって示されている。小学校では「社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力」を身に付けるために、特別活動を要としつつキャリア教育の充実を図ること、中学校ではこれに加えて自らの生き方を考え主体的に進路を選択できるような教育が求められている。

しかし2020年からの新型コロナウイルスの拡大により、小中学校では社会人から職業や生き方・キャリアの考え方について学ぶ機会が大きく減少した。Blueberryはオンラインのキャリア教育を学習塾等で多数実施してきたノウハウを活かし、社会人講師として抱える社会の第一線で活躍する社会人を小中学校の生徒と結びつけるサービスを、2020年度から東京都渋谷区の小学校等で実施し、スポーツ選手、医師、宇宙研究者、漁業従事者、ゲームクリエイターなど、普段会えない職業につく20代の社会人と、オンラインだからこそつながることができるサービスとして好評を得た実績がある。

2021年度も引き続き新型コロナウイルスの収束が見えない中で、Blueberryは一宮市教育委員会と協議を重ね、市内の希望する小中学校においてICTを活用してオンラインキャリア教育の実証授業を実施することが決定した。この実証授業では、市内の小中学校にてキャリア教育をより充実させることにより生徒のキャリアについての姿勢や学びへの効果を検証すること、外部講師のオンラインでの活用を通して学校や教員に対する価値を確認することを目的としている。

実証授業では、ZOOMなどのオンライン会議ツールを利用し社会人と子どもたちをつなぐ授業を実施することや、GIGAスクール構想で配布されたタブレットで一人一人の興味に応じて多様な職業の社会人講師の話を聞くサービスを利用することが予定されている。

21.6.11news3