富士通が育む変革マインド 社会課題に挑む共創力を磨く

富士通は、全社DXプロジェクト「Fujitsu Transformation(フジトラ)」を展開中。その活動の一つ、新規事業創出プログラム「Fujitsu Innovation Circuit(FIC)」などを通じて社内外の多様な人々を巻き込み、共創によるイノベーションを推進している。

社会課題を起点にした
クロスインダストリー戦略

吉越 輝信

吉越 輝信

富士通株式会社
CEO室 DX Div. Fujitsu Innovation Circuit Senior Director
IT業界にて営業やビジネスデベロップメントを担当。2017年よりSAPジャパンの新チャレンジ、新規事業創出の為の会員制イノベーション施設Inspired.Labにて、大企業の新規事業創出やテクノロジースタートアップのビジネス創出を伴走。2024年11月より、富士通にて現職。女性のデジタル人材へのリスキリング支援、地方創生の取り組みも推進。

富士通は、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスを掲げている。

また、2023年にはマテリアリティ(重要課題)を改定し、「必要不可欠な貢献分野」として「地球環境問題の解決」、「デジタル社会の発展」、「人々のウェルビーイングの向上」の3つを挙げた。そして業種や業界を超えた新たなビジネスモデルの創出や、人間の創造性を活かしたイノベーションの推進に取り組む方針を打ち出している。

「マテリアリティの3つの領域だけでも様々な課題があり、それらを1つの企業だけで解決するのは不可能です。このため、大企業やスタートアップ、ベンチャーキャピタル、大学、自治体、市民など多様な人々との共創やオープンイノベーションに取り組んでいます」と富士通の吉越輝信氏は、説明する。

富士通では2020年に全社DXプロジェクト「Fujitsu Transformation(フジトラ)」も始動させた。

(※全文:1603文字 画像:あり)

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