立命館とFC今治高校里山校、高校での探究学習と大学での学びの接続に向けて共同研究会を設立
学校法人立命館とFC今治高等学校里山校は8月9日、高校での探究学習と大学での学びの接続に向けて共同研究会を設立した。
2018年の学習指導要領改訂の結果、2022年から高校において探究学習が行われているが、高校卒業後の学び、特に大学教育との接続は十分とは言えず、大学入試を経ても探究を継続し、適切な学部で専門性を深め、社会で活躍するための基盤を身に着けることはいまだ課題となっている。
そこで、高校での探究学習で芽生えた問題意識や課題解決への意欲を大学入試を経ても継続させ、実際の社会活動に繋げていくにはどうしたらよいのかを、附属校と連携した一貫教育モデル構築を進める立命館と、探究学習をベースとした実学・実践的なカリキュラムを展開するFC今治高校里山校の人的・知的資源を組み合わせることで研究する。
研究成果をもとに、新たに高大連携プログラムを構築するとともに、プログラムと連動した入試を開発する。森島朋三・立命館理事長は、「本研究会は、高校と大学の接続や入試のあり方を変え、教育の価値転換につながる可能性を秘めている」と話している。
共同研究会設立協定の締結式の様子。(中央左)森島朋三・学校法人立命館理事長、(中央右)岡田武史・FC今治高校里山校学園長。学校法人今治明徳学園プレスリリースより