三菱UFJ信託銀行、明治学院大で金融・キャリア教育の寄附講座

三菱UFJ信託銀行は、昨今の金融経済教育の必要性の高まりを背景に、明治学院大学で、金融・キャリア教育の寄附講座を開講した。同講座は、人生100年時代における自身の人生やキャリアを考え、将来のリスクを把握し、ライフスタイルにあわせた資産形成の考え方を学ぶものだ。

近年、日本における金融・キャリア教育への機運は高まりつつある。背景には、低金利環境の長期化、VUCA時代における個々の価値観や働き方の多様化といった社会経済環境の変化がある。三菱UFJ信託銀行は、学生一人ひとりが自身の人生を豊かにするという観点で、お金やお金以外の投資(自己投資等)の面白さや必要性を自分事として理解するサポートをしたいとの想いから、寄附講座を開講している。

明治学院大学経済学部の寄附講座は、「経営学特講 資産マネジメントの視点」にて開講した。開講期間は春学期の半年間で、今年度で3年目の開講となる。講師は、三菱UFJ信託銀行の人事・年金および資産形成のプロフェッショナルおよび担当教員が担当。一般に金融機関による金融教育というと、いわゆる座学中心の投資教育がイメージされるが、同講座は以下がポイントとなっている。

・講座の前半で自身の人生やキャリアについての考えを深めたうえで、後半でライフスタイルにあわせた資産形成を学ぶ、二部構成のカリキュラム提供
・人生のリスクに備えるための社会・雇用環境の変化、社会保障・年金制度等に関する学びと、投資思考、資産形成等、金融・キャリアに関する情報を幅広く提供
・グループワークやクイズ形式の講義を取り入れる等、能動的な学びを促すアクティブ・ラーニング形式を採用

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今年度の講義の様子(明治学院大学提供)