生成AI、4分の3の企業が活用せず 活用している企業も人事や財務には使わず
デジタルスキル講座を提供する株式会社デイトラは8月1日、企業における生成AIの活用状況に関する調査の結果を発表した。調査は7月、全国の会社員を対象に実施。1,447名から回答を得た。
所属企業が生成AIを活用しているか尋ねたところ、「活用している」は11.5%。「活用していない」の76.5%を大きく下回った。「検討中」は12.0%だった。
所属企業は生成AIをどの分野にどの程度活用しているか尋ねたところ、「積極的に活用」と「部分的に活用」の合計がもっとも多い分野は「顧客サービス」(13.1%)だった。「業務効率化・自動化」(11.6%)、「マーケティング」(10.6%)と続いた。一方、「人事・採用」(7.9%)や「財務・会計」(8.4%)は低い数字となり、活用分野に偏りがあることが判明した。
生成AIを活用する上で何が課題となっているか尋ねたところ(複数回答可)、「導入コスト」(33.7%)、「技術的な難しさ」(31.9%)、「従業員のスキル不足」(30.7%)がトップ3となった。スキル不足が上位に挙がったことは、人材育成の重要性を示している。
また「セキュリティリスク」(25.8%)や「法的・倫理的問題」(17.6%)も上位に入った。人事・採用や財務・会計といった機密性の高い分野で生成AIの活用が進んでいないのは、これらの懸念ゆえではないかとしている。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000050927.html
デイトラ プレスリリースより