女性の力を引き出し、キャリア自律を支援 「はたらく」をクリエイトする会社

「はたらくをクリエイトすることで仕事を楽しむ人を増やす」をミッションに、オンラインの業務受託サービスを展開するはたらクリエイト。キャリア形成に困難を抱えがちな女性の力を引き出し、着実な成長を遂げてきた。代表取締役の井上拓磨氏に、創業の思いと成果、今後のビジョンを聞いた。

子育て中の女性を中心に
未経験からITのプロを目指す

井上 拓磨

井上 拓磨

株式会社はたらクリエイト 代表取締役
1980年愛知県生まれ。2012年長野県上田市にて、県内初のコワーキングスペースHanaLab.を開設。2017年にはたらクリエイトを設立し、「女性が長期的なキャリアを見据えて働くことのできる環境」を核としながら、企業の成長をリモートチームとしてサポートするサービス「banso.」を展開する。2022年には「はたらくが広がる研究所」というコンセプトで運営する「Gokalab」を開設。内閣府の男女共同参画推進委員・地域活性化伝道師。

長野県上田市と佐久市にオフィスを構えるはたらクリエイトは、首都圏の中小企業を主な顧客に、オンラインで業務を請け負うチーム型アウトソーシングサービス「banso.」を提供している。コロナ禍を経た今、フルリモートを前提とした人材派遣事業自体はさほど珍しくない。だが、はたらクリエイトの最大の特徴は、キャリア経験の非常に浅い人材も積極的に雇用し、業務を通してステップアップできる体制を敷いていることだ。

現在128名の従業員のうち96.8%は女性で、86%が小学生以下の子どもを持つ子育て世代。一般的には、女性のキャリアが中断しがちな時期だ。井上氏はそこを…

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