「学生の本分」が評価される時代に 企業で広がる履修履歴データ活用

日本企業はこれまで、採用選考で学生の成績をほとんど考慮してこなかったが、この状況が今、少しずつ変わりつつある。履修履歴のデータベース化が進み、企業も優秀な新卒人材を獲得するための成績評価の重要性に気づき始めた。

4人に1人の学生が履修履歴データを登録

リクルートワークス研究所が実施した「大卒求人倍率調査」で、「2019年卒の新卒採用における施策」を3,263社対象に複数回答で聞いたところ、「従業員からの紹介」(44%)や「通年採用の実施」(40.4%)、「新卒扱いの対象拡大」(27.7%)、「人材斡旋サービスの活用」(22.9%)などが上位にあがったのに対して、「大学の成績の重視」と回答したのは…

(※全文:1846文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。