大阪府教委、府立高校の「就職指導DX化」へ企業と連携

高校生向け求人票管理システム「Handy進路指導室」を提供する株式会社スタジアム(本社:東京都港区)は、大阪府教育委員会と連携協定を締結し、大阪府内の高校生の主体的な進路選択の実現に向け、府立高校の「就職指導DX化」を協力して推進することを発表した。

大阪府教育委員会とスタジアムは、2021年度7月の就職活動から、府内の一部公立高校において、先行して就職指導のDX化の実証を行ってきた。高校に届く紙の求人票を、順次PDF化し、OCR技術により解析することで、求人票の一覧表の作成を行い、簡易的な求人検索サービスをウェブ上に設置し、就職希望の生徒が利用できるようにした。

実証の結果、「デジタル化された求人票は、生徒にとって使い勝手が良いこと」「求人票の管理業務のデジタル化は、担当教員の業務時間を大幅に低減できること(前年の10%の所要時間で求人票の仕分け/開示が完了。平均で50時間の削減)」などの効果を確認した。

これらの取り組みを踏まえ、23年度は更に多くの府内の公立高校で、両者での連携協力により、就職指導のDX化を推進する。スタジアムは、実証結果に基づき開発された求人票管理システム「Handy進路指導室」を学校の費用負担ゼロで提供(すでに大阪府内10校で導入が決定)。また、DX化による変化を、生徒と教員のそれぞれから定量的・定性的に把握し、次年度以降の取り組みに活かす計画だ。

22.6.10news2

株式会社スタジアム・プレスリリースより