名古屋大、次世代公共交通システム構築に向け名鉄と連携協定を締結
名古屋大学は3月11日、名古屋鉄道株式会社と連携協定を締結した。自動運転など先進技術を活用し、次世代公共交通システムの構築に取り組む。
名古屋大は、日本最大級の先進モビリティ研究機関「モビリティ社会研究所」を有するほか、2022年には国の「共創の場形成支援プログラム」(COI-NEXT)に採択され、「地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点」を設置。名鉄を含む産業界との連携を通じ、先進技術を活用した地域交通の革新に取り組んでいる。
両者は今後、同拠点が培ってきた知見にもとづき、ドアツードア中量輸送システムや自動運転バスなど、先進モビリティの検証・導入に取り組む。名鉄が開発した地域版MaaS(Mobility as a Service、移動手段の検索・予約・決済サービス)、「CentX」とも連動させ、新たな地域公共交通ネットワークの構築を目指す。
加えて、これらの担い手の輩出に向け、大学院に「ライフスタイル革命のための超学際移動イノベーション人材養成学位プログラム」を設置。人材育成・交流にも取り組むとしている。
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