パナソニック、福知山市と連携し「人と環境に優しい給食食器」開発

福知山市とパナソニック ホールディングス株式会社マニュファクチャリングイノベーション本部、パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社(以下、パナソニックグループ)は、福知山市立小中学校(23校)の学校給食食器の開発を通して、SDGsの取組推進と資源循環型社会の構築を目指すことで合意し、連携協定を締結した。

パナソニックグループが開発した「kinari(キナリ)」は石油由来材料の削減と100%再生可能な材料として、環境意識が高い企業から多くの問合せと共に、リユースカップやカトラリー、ボタン等への活用が進んでいる。

パナソニックグループは今回の連携により、SDGsの取組推進と資源循環型社会の実現に向けた取組みを推進している福知山市と共同で独自の環境配慮型食器の製品化による環境負荷低減に取組む。さらに、小中学校のフィールドにおける使用実証を通じて、安心安全で使いやすい食器となるよう改良を行い、実導入を目指す。

「kinari」に使用する繊維材料は、福知山市内の森林の間伐材を原材料に使用することを進め、小中学生の環境問題への理解、地域資源の魅力再発見、シビックプライドの醸成を図る。将来は、学校給食にとどまらず他の分野への展開に共同で取組みを進め、地域の課題解決の促進と持続的な社会の発展を目指している。

22.6.7news2

Photo by Pokarin