第65回「18歳意識調査」 新首相に期待するもの、トップは「一般市民の生活への理解」

公益財団法人日本財団は10月4日、第65回「18歳意識調査」の結果を発表した。

18歳意識調査は、2015年に選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを受け、日本財団が2018年から継続的に行っている調査。第1回「18歳成人」、第2回「新聞」、第3回「恋愛・結婚観」と、毎回異なるテーマにもとづき実施している。

第65回となる今回は、自民党総裁選、立憲民主党代表選を控えた9月、「総裁選」「政治関心」をテーマに、17~19歳の男女を対象に実施。1,000名から回答を得た。

9月末に自民党総裁選が行われることを知っていたか尋ねたところ、「だいたいの候補者を含めて知っていた」が40.0%、「詳しくは知らないが、総裁選が実施されることは知っていた」が40.4%。「知っていた」との回答が8割以上に上った。

立憲民主党代表選についても尋ねたところ、「だいたいの候補者を含めて知っていた」が20.8%、「詳しくは知らないが、代表選が実施されることは知っていた」が40.5%。自民党総裁選には及ばなかったものの、こちらも「知っていた」との回答が6割以上に上った。

新首相に期待するものについて尋ねたところ(複数回答可、3つまで)、「一般市民の生活への理解」 が29.9%で最多。「日本を良くする信念」(27.6%)、「クリーンさ(不正や不透明さがない)」(27.4%)、「若者の意見を取り入れる姿勢」(23.3%)と続いた(画像参照)。

今後、政治に注力してほしいテーマについても尋ねたところ(複数回答可、3つまで)、「少子化・子育て支援」が38.2%で最多。「経済・景気対策」(34.0%)、「教育」(24.3%)、「働き方改革」(23.3%)と続いた。

衆議院解散・総選挙が実施された場合、投票に行くかどうか18歳以上(n=676)に尋ねたところ、「行くと思う」が50.4%。「行かないと思う」(17.3%)を大きく上回った。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.nippon-foundation.or.jp/wp-content/uploads/2024/09/new_pr_20241004_04.pdf

新首相に期待するものについて尋ねた結果。日本財団プレスリリースより