金沢工大、文科省のSDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業に採択

金沢工業大学は、文部科学省の令和4(2022)年度「SDGs達成の担い手育成(ESD:Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育)推進事業」に4年連続で採択されたと発表した。

採択校のうち、私立大学で採択校となっているのは金沢工業大学のみ。

金沢工業大学は、SDGs達成の担い手を育成する教育(SDGsイノベーション教育)が高く評価され、第1回ジャパンSDGsアワード官房長官賞を受賞している。全学的にSDGs達成に貢献する教育研究を推進しており、学内にSDGs推進センターを設置するとともに、SDGsを学ぶためのゲーミフィケーション教材の開発や、地元自治体と連携したSDGs達成の取り組みなどを進めてきた(参考記事)。

今回採択された「ゲーミフィケーションを活用したSDGs教材・カリキュラムについて教員同士の学びあいを促す学習コミュニティの創造」の取り組みの中で、教育委員会や大学等と連携し、学校教師等を対象としたESD研修の実施、その成果のフォローアップと発信を行う。

本事業では、全国の小学・中学・高校・学習塾などが、ゲーミフィケーションを活用したSDGs教育カリキュラムを用いることで、持続可能な社会の担い手を育成できるようにすることを目的とし、SDGsイノベーション教育カリキュラムをベースとして開発した小学生・中学生・高校生向けの教材を活用できる教員を、全国47都道府県で育成することを目指す。

22.6.3news3

ゲーミフィケーション教材のひとつ「The SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」(金沢工業大学プレスリリースより)