2022年卒・卒業時点の就職内定率は96.4% 就職みらい研究所調査

株式会社リクルート(東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施、調査結果を発表した。

本調査は就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に、インターネット調査により行われたもの。

3月卒業時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率(内々定を含む)は96.4%(前年同月差+0.3ポイント)で、前年と同水準となった。民間企業への就職確定者について、初めて内定取得をした時期は「4月」が最も高いのに対し、就職確定先から内定を取得した時期は「6月」が最も高く、学生が内定取得後も就職活動を継続する様子がうかがえる。

また、就職確定先の各プロセスにおける参加形態では、どのプロセスもオンラインの活用が増えており、特に企業説明会や一次面接におけるオンラインでの参加割合の増加が目立った。最終面接においても、前年と比べるとオンラインの割合が増え、対面とオンラインが拮抗する状況にあるという。

さらに、就職確定先について、就職活動前から知っていた学生は4割弱で、約6割の学生は就職活動前には知らなかった企業に入社を決めていた。

就職活動前に知らなかった企業は「就職情報会社による情報サイトや就職情報誌」「学外合同説明会・セミナー」で見つけたと回答した割合が高く、就職確定先についての情報や入社意欲が高まった情報を得られた機会の上位には、情報サイトや説明会・セミナーの他に、「対面での面接」「Web上での面接」などが挙がった。就職みらい研究所では、企業と出合った後、双方向での対話が生まれやすい面接での情報が、多くの学生の入社意欲を高めることにつながっていると分析している。

22.3.28news3

就職内定率の推移(株式会社リクルートのプレスリリースより)