中央大、2026年春に理工学部を再編し3つの新学部を設置

中央大学は12月12日、2026年4月に設置予定の新学部「基幹理工学部」、「社会理工学部」、「先進理工学部」(いずれも仮称)について詳細を発表した。

中大には理工系の学部としてはすでに「理工学部」が存在するが、技術革新の進展と社会課題の複雑化の中、より高度な能力を持った理工系人材が求められているとの考えから、同学部を「基幹理工学部」、「社会理工学部」、「先進理工学部」へと再編する。

既存の10学科を、名称および定員を変更することなく3つの新学部に移行させる。新学部はいずれも後楽園キャンパスに置かれる。

「基幹理工学部」は数学科、物理学科、応用化学科、生命科学科で構成。数学、自然科学、工学の知識と応用力を身につけ、新たな発見を通じて学問と社会に貢献できる人材を養成する。入学定員は、数学科が70名、物理学科が70名、応用化学科が145名、生命科学科が75名、計360名。

「社会理工学部」は、都市環境学科、ビジネスデータサイエンス学科、人間総合理工学科で構成。科学技術を社会課題に対して応用し、より良い社会を実現できる学際的人材を養成する。入学定員は、都市環境学科が90名、ビジネスデータサイエンス学科が115名、人間総合理工学科が75名、計280名。

「先進理工学部」は、精密機械工学科、電気電子情報通信工学科、情報工学科で構成。現実空間と仮想空間を融合し、学問や社会における課題を解決できる人材を養成する。入学定員は、精密機械工学科が145名、電気電子情報通信工学科が135名、情報工学科が100名、計380名。

内容は予定であり、変更の可能性がある。

中央大学提供