大阪・関西万博、学生ボランティアが介護施設等で「バーチャル万博」の操作をサポート

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(万博協会)は5月21日、高齢や障がいなど様々な理由で会場に足を運べない人向けの「バーチャル万博」について、5月31日より学生ボランティアが介護施設等で操作を支援する「バーチャル体験サポート」を開始することを発表した。

バーチャル万博は、実際のパビリオンが再現されたバーチャル空間を、アバターを介して散策することで、その場にいながらにして万博を味わうことのできるサービス。他の利用者との交流も可能。利用にはスマートフォンやタブレット、PC、VRゴーグルにダウンロードした専用アプリが必要。

「バーチャル体験サポート」では、学生ボランティアが介護付き有料老人ホームなど、万博外の施設を訪問。入居者が「バーチャル万博」を操作するのをサポートすると同時に、1970年の大阪万博の思い出話に耳を傾けるなど、交流を深める。

一般社団法人関西イノベーションセンターの協力のもと、10月13日まで、週1~2回程度実施。

実際の会場に行きたくても行けない人をも包摂した、インクルーシブな万博を実現したいとしている。

enjoy_img02「バーチャル万博」のイメージ。万博協会ホームページより