文科相、不登校の児童生徒とその保護者のそれぞれに向けてメッセージを発表

阿部俊子・文部科学大臣は11月22日、不登校の児童生徒とその保護者のそれぞれに向けてメッセージを発表した。

児童生徒に向けては、「自分を大切にすることが、1番大切」であり、それだから「自分らしい、ありのままを受け入れてくれる場所が必要」とした上で、学校がそのような場所になるよう取り組んでいる最中であると説明。

しかし、たとえ学校がそのような場所になったとしても、行くのが苦しくなるときがあるかもしれない。そのようなときは「教室以外でも安心して勉強でき」、「相談でき(…)つながることができる」よう、現在体制を整備中であるとしている。

その上で、「困ったときは周りの大人に相談」するよう呼びかけている。

一方、保護者に向けては、教員増のための予算を確保するなど、「子供たちのありのままを受け止められる学校」を作るべく鋭意取り組んでいるところではあるが、「いのちより大切なものは」ないため、子どもを無理に学校に行かせることはしないよう、遠回しに要望。

その上で、不登校の児童生徒には「こども家庭庁等とも連携しながら、様々な学びや支援」を提供するとともに、その家族にも「専門家による相談支援など、各種の支援に関する情報をお届け」するなど、サポートを行っていくとしている。

メッセージの全文は以下から読むことができる。
https://www.mext.go.jp/content/20241121-mxt_jidou01-000038856_1.pdf(児童生徒向け)
https://www.mext.go.jp/content/20241121-mxt_jidou01-000038856_2.pdf(保護者向け)

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