フードビジネスへの志を持つ優秀な学生の育成に貢献

「天丼てんや」を経営する、テン コーポレーションで社長を務めた用松靖弘氏は、2020年4月から福岡市の中村学園大学で特命教授として教壇に立っている。フードビジネスを志す優秀な学生の育成に取り組むと共に、学生には自分らしさを磨き、「自分ブランド」を創っていくよう伝えている。

ロイヤルホールディングス
創業者の言葉を胸に教壇へ

用松 靖弘

用松 靖弘

中村学園大学 栄養科学部 フード・マネジメント学科 特命教授
社会情報大学院大学 実務家教員養成課程 東京7期生
昭和52年同志社大学経済学部を卒業、「人が好き食が好き」という特性を活かし、これから確実に成長するであろう外食産業で、特にパイオニア企業であったロイヤルホールディングス株式会社に入社。フードサービスの営業、開発、管理部門責任者を経て、「天丼てんや」を経営するテン コーポレーションの代表取締役などチェーン及びホールディングス経営に携わる。2020年4月から現職。

用松靖弘氏は1977年にロイヤル株式会社(現ロイヤルホールディングス株式会社)に入社し、ロイヤルホストの常務などを務めた後、「天丼てんや」を経営するテン コーポレーションの社長を約6年間、務めた。

「退任となる65歳を前に、最後の2年程は東南アジアや東アジア、米国へのテストマーケティング等、海外に足場を作って活動しました。そして、その後は出身地の大分がある九州に帰ろうと決めていました。その際、中村学園大学から産業界の先生にもっと来て欲しいという話があり、『やってみないか』と言われて、迷わず引き受けました」

用松氏は特命教授就任に至った経緯について、こう語る。中村学園大学は「食の中村」として知られ、特に管理栄養士の国家試験では全国トップレベルの合格者数を誇る。その栄養科学部には2017年に、文理融合型のフード・マネジメント学科が…

(※全文:2402文字 画像:あり)

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