翻訳家と実務家教員の両立でキャリアを拓く学びを提供

翻訳家の傍ら、神戸学院大学の准教授を務める相島淑美氏は、国内外の多様な事例を題材に、マーケティング理論とビジネス英語の両方が学べるユニークな講義を展開。2つの専門性と豊富な経験を活かし、兼業によって実務の陳腐化を防ぎ、女性のキャリア構築も支援している。

二度目の大学院進学が
教員人生の大きな転機に

相島 淑美

相島 淑美

神戸学院大学 経営学部 准教授
元日本経済新聞記者。研究者としてはアメリカ文学・文化、比較文学研究者としての背景をベースに超学問領域的姿勢で日本型マーケティング、とくに「おもてなし」研究に取り組んでいる。博士(先端マネジメント、関西学院大学)、MBA(関西学院大学)、修士(文学、慶應義塾大学)。横浜出身。趣味は茶道。おもな訳書に『JFK 未完の人生』などがある。

2020年4月から神戸学院大学経営学部にて准教授を務める相島淑美氏は、元日本経済新聞記者、翻訳家(鈴木淑美名義)、ブランディングコンサルタント、研修講師と幾つもの顔を持つ。男女雇用機会均等法が制定された年、日本経済新聞の女性記者第1号としてキャリアをスタートした相島氏は、流通経済の最前線を取材したのち、慶應義塾大学院にて英文学修士を取得。1998年からは清泉女子大学文学部の専任講師へと転身した。

教員生活を送る傍ら、フリーの翻訳家としてビジネス・ノンフィクションを中心に30冊余りの翻訳に従事した。その後、関西に身を移し、後進育成のために翻訳スクールを立ち上げ、さらに、関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科にて…

(※全文:2452文字 画像:あり)

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