子供の行動や性格特性をIoTで把握、保育園で実証 サッポロ不動産開発

サッポロ不動産開発は6月11日、「働く保護者向け子どもの行動・特性可視化事業」を札幌市内の保育園で開始したと発表した。保育園や幼稚園に通う子どもを持つ保護者向けに、自分の子どもの行動や性格の特性を踏まえた有識者からのコメントを受け取れるサービスを開発することが目的。

保育園にカメラを設置し、園児の生活の様子を撮影。そのデータをもとにそれぞれの子どもの行動や性格の特性を時系列で分析し、保護者や保育園・幼稚園の運営事業者等に向けた子育てに関わる各種支援につなげる活用方法を検証する。実証実験は、サッポロ不動産開発が運営する複合商業施設サッポロファクトリー内の保育園を含む札幌市内の2拠点で実施。NTTコミュニケーションズとNTTグループのコンサルティング会社クニエが協力する。実証実験の期間は6月11日から7月31日まで。

共働き世帯が増加する中で、家庭を離れ保育園・幼稚園で多くの時間を過ごす子どもたちが増えている。サッポロ不動産開発は保育園・幼稚園における子どもの客観的な情報を把握・分析できるサービスを開発することで、今後さらなる増加が見込まれる共働き子育て家庭をサポートすることを目指す。

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実証実験を行うSTRAWBERRY FIELD Children’s Garden サッポロファクトリー園(札幌市)