勤務先の人事評価の基準が不明瞭と感じるビジネスパーソンが6割 民間調査

転職支援を手掛ける株式会社ワークポートは10月24日、ビジネスパーソンを対象に行った「人事評価に関する満足度調査」の結果を発表した。

調査は10月、同社サービスの利用者を対象に実施。455名から回答を得た。

勤務先の人事評価に満足しているか尋ねたところ、「とても満足している」は6.2%、「やや満足している」は26.4%。「やや不満がある」(34.9%)、「とても不満がある」(32.5%)を大きく下回った。

不満があると回答した人に、その理由を自由回答で尋ねたところ、「上司の好き嫌いで評価されるため」、「数値で成果が判断できる目標以外の取り組みや成果は評価されないため」、「給与に反映されないため」といった回答が見られた。

実際、会社の人事評価の基準は明瞭か全員に尋ねたところ、「あまりそう思わない」が31.6%、「まったくそう思わない」が30.1%。明瞭と感じていない人が6割に上った(画像参照)。

人事評価によって仕事のモチベーションが下がったことはあるか尋ねたところ、「とてもある」が44.8%、「どちらかといえばある」が31.6%。あるとの回答が8割近くに上った。

熱意なく最低限の業務だけをこなす「静かな退職」の原因として、人事評価への不満が挙げられることがあるが、実際にモチベーションへの影響は大きいことが伺われた。人事評価制度の公平性・透明性・納得性を高めていくことが必要としている。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000039106.html

ワークポート プレスリリースより