成年年齢18歳への引き下げ、高校生の約4割が「賛成」 LINE調査

LINE株式会社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」では、日本全国の高校1年生~3年生の男女(有効回収数:1041サンプル)を対象に、2022年4月1日から行われる成年年齢の20歳から18歳への引き下げについて意識調査を実施した。

「2022年4月1日から、成年年齢が18歳になる」ことについて、どのくらいの高校生が知っているのかについては、「詳しい内容まで知っている」という人は1割程度にとどまったものの、「ある程度内容を知っている」を含めると、76%の高校生が18歳成年についての内容を知っていた。一方で「まったく知らない」という人は3%とごく少数だった。

「18歳成年でできること、20歳にならないとできないこと」の内容をどの程度把握しているのかに関しては、「18歳になったらできること」のトップは「女性は結婚ができる(16歳から変更)」だった。次いで、「クレジットカード(自分名義)をつくることができる」、「携帯電話(自分名義)の契約ができる」、「一人暮らしの部屋を借りる(自分で契約する)ことができる」などの契約関連が続いた。一方、現在と同じく「20歳にならないとできないこと」について、トップは「お酒を飲む・買える」、次いで「たばこを吸う・買える」だった。

18歳成年の制度について内容を知っている高校生に、この制度に賛成か反対かを聞いた結果、全体では「賛成とも反対ともいえない」がもっとも多く35%だった。「賛成/どちらかといえば賛成」の賛成派は約41%、「反対/どちらかといえば反対」の反対派は約20%で、賛成派のほうが多いことがわかった。

男女別にみると、「賛成とも反対ともいえない」中立派は、男子校生よりも女子高生のほうがやや割合が高い傾向にあった。男子校生では約5割と半数が賛成しているが、女子高生は約3割が賛成。また、女子高生は学年が上がるにつれ反対派が増えることが示された。

調査結果の詳細は下記を参照。

https://research-platform.line.me/archives/36894018.html

21.1.15news2