特別支援学校の設置基準が公布 文科省

文部科学省は9月24日、特別支援学校設置基準(令和3年文部科学省令第45号)(以下「設置基準」)が、2021年9月24日に公布され、総則及び学科に係る規定は2022年4月1日から、編制並びに施設及び設備に係る規定は2023年4月1日から施行されることを通知した。

これまで特別支援学校は、学校教育法3条に基づく独立した設置基準は定められておらず、同法施行規則及び特別支援学校の高等部の学科を定める省令に、設備編制等の基本的事項についてのみ定められていた。今回の公布は、在籍者数の増加により慢性的な教室不足が続いている特別支援学校の教育環境を改善する観点から、学校教育法3条に基づき制定するもの。 

制定に当たっては、特別支援学校を設置するために必要な最低限の基準とするとともに、地域の実態に応じた適切な対応が可能となるよう、弾力的かつ大綱的な規定としている。文科省では、都道府県教育委員会においては市町村立特別支援学校の設置認可に係る審査基準について、都道府県においては私立学校の設置認可に係る審査基準等について必要な見直しを行うなど、設置に係る認可事務の適切な実施を求めている。設置基準の詳細は下記参照。

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/mext_00038.html

21.9.27news1

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