文科省、「留学生円滑入国スキーム」を発表 5月末までに待機解消へ

文部科学省はこのたび、外国人留学生の受入れを優先的かつ着実に実施するため、文部科学省、出入国在留管理庁および国土交通省との共同で、「留学生円滑入国スキーム」を導入することを発表した。これにより、現在生じている留学生の入国待機を解消するねらい。

具体的には、ビジネス客等が比較的少ない月曜日から木曜日を中心に、国内航空会社等の協力を得て、大学や高等専門学校、高等学校、専修学校・各種学校、日本語教育機関等の受入機関が搭乗便の希望を集約した留学生について、フライトごとに設定されている一般枠と別に扱い、当該フライトの空席を活用して、留学生が円滑に搭乗・入国することを可能とするもの。

本スキームに申請ができるのは、大学、高等専門学校、専修学校・各種学校、日本語教育機関、高等学校等の外国人留学生を受け入れている機関。対象は原則として在留資格「留学」を得ている外国人留学生。外国人教員・研究者等については通常の予約方法による入国することになる。

なお、外国人留学生の入国は本スキームによるものだけに限定されるわけではなく、通常の方法でフライトの予約が可能な場合には、本スキームを通じて申込む必要はない。同省ではすみやかに入国できる手段を検討するようにと呼びかけている。

22.3.14news1