持続可能な開発のための教育ESD マルチステークホルダーの連携で取り組む

持続可能な開発目標(SDGs)の達成において、多様な主体によるパートナーシップが欠かせない。持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)は、地域のマルチステークホルダーの連携による質の高い学びの実現を目指し、全国で活動している。

マルチステークホルダーによる
持続可能な開発のための人材育成

鈴木 克徳

鈴木 克徳

特定非営利活動法人持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)理事、日本ESD学会副会長
1976年に環境庁に入省して以来、一貫して環境政策に携わる。2002年から国連大学でESDの推進に取り組み、2007年からの10年間は金沢大学で北陸におけるESDを推進。2007年にESD-Jに参加し、以後国際的なESDの推進等に努める。2018年4月から2年間ESD活動支援センター副センター長。

ESD-Jは、2002年に南アフリカのヨハネスブルクで開かれた、持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)を機に発足した。WSSDでは日本の市民社会の代表が政府と共に、「持続可能な開発のための教育(ESD)」推進を提唱し、採択文書に盛り込まれた。

「これを受け、2005年には国連による『ESDの10年』が始まりました。また、私たちは2003年にESD-Jを立ち上げ、持続可能な社会づくりのための人材育成に関わる活動を進めてきました」

(※全文:2273文字 画像:あり)

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