大学による地方創生・産業創出 地域マッチングの最適解とは

骨太の方針では、分散型国づくりと個性を活かした地域づくりの施策として、東京圏の大学の地方サテライトキャンパスの設置を促進することが盛り込まれている。大学の教育・研究活動を通して地方創生や産業創出を実現する方策について考察する。

地方のサテライトキャンパス設置については、大学と自治体双方の思惑が合致しなければ実現は難しい。大学としては地方で学生を集められるのか、自治体としては大学の誘致によってどれだけ地元産業の活性化等につながるのか等だ。すでにサテライトキャンパスや研究所の設置に取組んできた事例を紹介する。

山形県鶴岡市の慶應大・先端研
多数のベンチャー創出

慶應義塾大学は2001年、山形県鶴岡市にサテライトキャンパス...

(※全文:2443文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。