京都芸術大学、芸術大学で初の投資ファンドを組成

京都芸術大学を運営する「学校法人 瓜生山学園」(京都市左京区、理事長:徳山 豊)は、このたび、「株式会社クロステック・マネジメント」(京都市左京区、代表取締役:北村 誠)を無限責任組合員とする「京都芸術大学アートアンドビジネス1号投資事業有限責任組合」(以下、京都芸術大学 Art & Biz ファンド)に出資を行ったと発表した。

アート、デザイン、教育分野のDX化、Web3、メタバース、食、音楽・エンターテインメントなどのコンテンツ分野の成長に寄与するスタートアップを投資対象とするもので、芸術大学では初めての投資ファンドの組成となる。

AI・機械の活用が進む時代においては、テクノロジーをチャンスの源と捉え、新たな仕事を創り出す「起業家的思考や行動」を身につけることが重要になる一方、従来の教育では、大学内部と外部の接点が少なく、必要なリソースを有効活用できていないという課題がある。

これに対し同大学では、2022年5月から起業家としての思考力や行動力を身につけることを目的として、「アート・アートプレナーシップ教育プログラム」を開講してきた。

教育プログラムと同ファンドの組成によって、他大学やスタートアップ、アクセラレーター、投資家、企業、自治体等と連携した「芸術大学発スタートアップ・エコシステム」の構築を目指すとしている。

投資分野は下記の3つで、

1)アート、デザイン、教育分野のDX化 に寄与するスタートアップ
2)Web3、メタバース分野 のスタートアップ
3)食分野、音楽・エンターテインメントなどのコンテンツ分野 の成長に寄与するスタートアップ

投資フェーズは、主にプロトタイピング期、シード期、アーリー期までを重点的な投資対象とする。

ファンド規模は、1号ファンドが2022年6月に1stクローズで3億円、最大10億円。

また、株式会社クロステック・マネジメントが運営する「awabar kyoto(アワバーキョウト)」(河原町御池、京都信用金庫 QUESTION 1F)店長に、VC(ベンチャーキャピタル)での勤務経験もあり、自身も起業家である株式会社tsumug 代表取締役の牧田恵里氏を招き、同ファンドの「フェロー」として、来店者からの投資相談も受けられる体制も構築する。

22.9.7news3

awabar kyoto(学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学のプレスリリースより)