キャリア教育推進と持続可能なまちづくりを目指し協定 MEIと西会津町

武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所(所長:伊藤 羊一)と福島県西会津町(町長:薄 友喜)は2月7日、相互に連携・協力することに合意し「包括連携協力に関する協定」を締結した。

武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所は2020年7月開設。アントレプレナーシップ教育(教育手法)の研究推進、アントレプレナーシップを発揮する人材の輩出を目的に研究を進めている(参考記事)。

一方の福島県西会津町は「産官学民連携教育プラン」の特色ある教育活動として、アントレプレナーシップ教育を推進しており、町内の中学校に通う生徒が限られた資源や地域の過去・現在を知り、同級生や地域内外の関係者と交流・協働しながら町の活性化に向けたアイデアを探求することで非認知能力や郷土愛、生きる力を育むと同時に、学校を核とした地域づくりを進めている。

2021年5月に同大アントレプレナーシップ研究所の研究員・芝哲也教授とアントレプレナーシップ学部生が西会津町の田植えや地域社会課題の解決事例を視察する社会創発塾の合宿に参加したことがきっかけで、西会津町との交流が始まり、以降、高齢化による耕作放棄地拡大の抑制を目指し、農のリブランディングや若者農家の支援、誘致に取り組んでいる。

2022年4月からはアントレプレナーシップ学部が西会津中学校と協力し、アントレプレナーシップ教育における授業連携も試験的に行ってきた。

今回の協定締結により、本学アントレプレナーシップ研究所は、西会津町が取り組むアントレプレナーシップ教育の共同研究や開発、実施、評価を行います。また教職員(西会津町)と研究者(アントレプレナーシップ研究所)、児童・生徒(西会津)と学生(アントレプレナーシップ学部)間の交流を図り、相互の学びの実現やキャリア教育の推進、持続可能なまちづくりに向けて取り組んでいく。

23.2.8news2

2月7日に福島県西会津町で行われた協定締結式の様子(学校法人武蔵野大学のプレスリリースより)