明治学院大とフェリス女学院大、教育研究の強化に向け連携協定を締結

明治学院大学とフェリス女学院大学は3月28日、連携協定を締結した。

ともに横浜に拠点を持つミッション系大学。フェリス女学院大の起源は、明治学院大の建学者、J・C・ヘボンの妻が運営していた英学塾にあるとされ、創立にもつながりがあることから、連携に至った。

明治学院大は昨年、初の理系学部「情報数理学部」を設置し、2027年4月には大学院に初の理系研究科「情報数理学研究科」(仮称)を設置予定。文理を備えた総合大学として、教育研究の多様性を追求している。

一方、フェリス女学院大は文学部、国際交流学部、音楽学部の3学部体制により、リベラルアーツ教育に取り組んできた。今年4月にはこれら3学部を「グローバル教養学部」に統合。1学部3学科体制により、リベラルアーツ教育をさらに進化させる予定。

一方の大学で履修した授業を、もう一方の大学の単位として認定する「単位互換制度」を活用し、グローバル時代の多文化社会において求められる、複数の学問分野を横断した多様な学びを実現する。公務員試験対策をはじめとした課外プログラムへの受講生の受入れや、図書館等の施設の相互利用なども行う。

このほか、ジェンダー分野の共同研究や、職員の人事交流にも取り組むとしている。

締結式の様子。左より、小檜山ルイ・フェリス女学院大学長、今尾真・明治学院大学長。フェリス女学院大プレスリリースより