リクルート、高校教育改革に関する調査2021の結果を発表

リクルートが運営する「リクルート進学総研」は、高校の教育改革に関する現状を明らかにするため、全国の全日制高校に対して、新学習指導要領、入学者選抜、ICT活用、キャリア教育、進路指導、学校改革等の取り組みに関する調査を実施し、6月7日に2021年の調査結果を発表した。 

計画通りいかなかった学校運営の取組として、ホームルーム活動などの「特別活動」や、文化祭・修学旅行などの「学校行事」が82.0%、次いで、「進路指導・キャリア教育の取組」が69.0%だった。一方、計画以上に進んだのは「ICTの活用」が44.6%で圧倒的に高かった。

ICTの活用状況としては、96.7%の高校が、授業・ホームルーム・探究などの教育活動にICTを活用していることがわかった。「オンラインによる双方向型授業・学習支援」(55.9%)で、オンライン授業への活用意向が過半数に上った。さらなる推進のための取組は、「先生方の研修の強化」(63.3%)が突出して高かった。ICT活用の期待効果としては、「生徒の興味を喚起し、学習へのモチベーションを上げる」が64.2%でトップとなった。

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