静岡サレジオ、日本で初めて幼小中高一貫の国際バカロレア認定校に

静岡市の私立校・静岡サレジオが、一条校として日本で初めて、幼稚園・小学校・中学校・高等学校を通しての国際バカロレア認定校となった。国際バカロレアは、世界159以上の国と地域で活用されている教育プログラムで、近年日本でも注目度が高まっている。文部科学省もグローバル人材育成の観点から、国際バカロレアの普及を推進。そうした中で、静岡サレジオは日本で初めて、小さな頃から途切れない国際基準の学びの環境を獲得した。

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が、1968年から提供している国際的な教育プログラムだ。世界の複雑さを理解し、それに対処できる生徒を育成するチャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして知られており、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置された。令和3年12月31日時点では、世界159以上の国と地域の約5,400校において実施されている。

近年、日本でも文部科学省がグローバル人材育成の観点から、成長戦略2021(令和3年6月閣議決定)において、国内における国際バカロレア認定校等を2022年度までに200校以上にすることを目標としている。

静岡サレジオは、幼稚園から小学校・中学・高校まで、学園が一体となった一貫システムのなかで、受験勉強にとらわれない、独自の教育プログラムを展開。各4年間の「プライマリーステージ」「ミドルステージ」「カレッジステージ」から成る「4・4・4制」を採用している。今回の認定により、国内で学びながら海外の大学も目指すことができる世界共通の資格「フル・ディプロマ」の取得が可能な教育プログラムを、幼稚園から高校まで一貫して受けることができるようになった。

22.5.20news2

学校法人星美学園・プレスリリースより