愛知の全寮制「国際高等学校」、7カ国から一期生を迎え開校

名古屋商科大学などを設置する学校法人栗本学園は、かねてより開校の準備を進めていた国際ボーディングスクール「国際高等学校(NUCB International College)」の入学式を9月1日に執り行い、開校した。一期生として国内外の7カ国から新入生が入学し、同校での第一歩を踏み出した。

国際高等学校は、世界に通用するリーダー人材の育成を目指し、国内外から多様なバックグラウンドの生徒が共に学ぶ全寮制高等学校だ。愛知県より一条校(学校教育法第1条に掲げられた学校のこと。学習指導要領に基づいた教育課程を取り扱い、日本の高校卒業資格を取得可能)としての認可を受け、日本語(国語)を除くすべての授業を英語で行う(文部科学省教育特例校認可)。現在、国際バカロレアの認定校となるべく準備を進め(2021年1月26日付けで、国際バカロレア機構からディプロマ・プログラムの候補校として認定)、東海地区初、かつ全国でも数少ない、全寮制の国際教育を目指している。

同校は男女共学によるボーディングスクールであり、国内外から広く生徒を受け入れ、多様性に富んだ環境で早期からのリーダー教育を実践する。約74万平米の校地を有する名古屋商科大学日進キャンパス内に設置された充実した施設と自然豊かな環境で、世界に通用するリーダー教育を実現する。

教育の面では、ハーバード大学をはじめとした世界トップ学術機関で実践されているリーダー教育手法の「ケースメソッド」を取り入れ、学力だけでなく国際社会で通用するリーダーシップを養成する。授業は最大25名の少人数で行い、全員が修士または博士号を有する多国籍教員や系列ビジネススクールの教員が指導。また、入学希望者を対象としたサマースクールや、高校準備課程としてブリッジング・プログラムを実施する。

また、国際的なボーディングスクールの基準を参考に、男女共学の全寮制教育を行う。心理学や健康管理に精通した「House Superviser」や「House Mentor」が日々の生活サポートや定期的な面談を実施し、生徒一人一人に最適な支援・フォローを行う。異なる文化や経験をもつ同世代の仲間たちとの共同生活を通じて、リーダーに求められる多様性への理解や協調性、規律を養うことを目指している。

22.9.9news3

学校法人栗本学園・プレスリリースより