探究学習の効果を計測するアセスメントを開発 Inspire High

「世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で」をコンセプトとしたEdTech教材を提供する株式会社Inspire Highは、生徒のウェルビーイングを計測するための「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」を独自に開発した。 

文部科学省中央教育審議会が発表した次期教育振興基本計画では、「ウェルビーイング」は中核として据えられており、「身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念」とされている。

同社では「ウェルビーイングな状態」を構成する要素を、特に、「①自己とのつながり:深い自己理解に基づいた、自分なりの価値観を持っている」、「②他者とのつながり:異なる他者と競争するのではなく共感性でつながっている」、「③社会とのつながり:自分はこの社会とつながり、変化を生み出せると考えている」が高い次元にある場合に、「ウェルビーイングな状態」に近づける考え、Inspire Highの効果や中高生の変化を可視化し、プログラムの改善に繋げるため、アセスメントを独自開発したという。

今回、33問のアセスメント開発には、OECDやWHOを含む国内外の先行研究や事例を参照、監修には慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏が務めている。同社は今後、定期的に、Inspire Highを受講している中高生に本アセスメントに回答してもらうことで、効果を可視化し、「一人ひとりのウェルビーイング」を実現するためのプログラム開発・改善に努めていくとしている。

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画像は株式会社Inspire Highのプレスリリースから。