NECと十勝うらほろ樂舎ほか4者、部活動の地域移行に向けた実証を実施

一般社団法人A-bank北海道(北海道札幌市、代表理事:曽田 雄志)、日本電気株式会社(以下NEC、東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:森田 隆之)、一般社団法人十勝うらほろ樂舎(北海道十勝郡浦幌町、代表理事:近江 正隆、参考記事)、北海道浦幌町教育委員会(教育長:水野 豊昭)の4者は、浦幌町の中学校での元アスリートによる部活動の指導サービスにおいて、ICTを活用したリアルとリモートのハイブリッド指導を導入することで、部活動の地域移行の受け皿創出に向けた実証を開始した。

本実証は、経済産業省が公募した令和4年度「未来の教室」実証事業(テーマD:「未来のブカツビジョン」の実現に関するテーマ)にA-bank北海道が採択され、NEC、十勝うらほろ樂舎、浦幌町教育委員会と共同で実施するもの。

現在、全国で教師の働き方改革が進んでいるが、部活動においては休日の活動を段階的に地域移行していくことを基本とする方針が文部科学省より示されている。

経済産業省でも、学校部活動の地域移行の受け皿として地域×スポーツクラブ産業研究会を発足させ、1年半にわたる研究会での議論と昨年度実施したフィージビリティ・スタディ事業の成果を踏ふまた最終提言「未来のブカツ」ビジョンをとりまとめ、実証事業が公募された。

今回、NECほか4者が行う実証では、指導者ごとに属人化されたメソッドをデジタル化/体系化することで、人・場所・環境にとらわれず、個々のステージに合わせたトレーニングを可能にする「NEC スポーツ育成支援プラットフォーム」を活用。

A-bank北海道の元アスリートで経験豊富な優れた指導者の指導ナレッジを教員や外部指導員、生徒に提供し、その指導ノウハウを地域のコーチにも共有することで、教員の負荷軽減とともに誰もが質の高い部活動・トレーニングを実践できるようになることも目指す。

22.12.2news3

指導の様子(日本電気株式会社のプレスリリースより)