香川大、医療DXに向けソフトバンクらと連携協定を締結
香川大学は3月1日、医療DXに向けソフトバンク株式会社およびそのグループ会社の株式会社HEMILLIONS(へミリオンズ)と連携協定を締結した。
香川大は医療ビッグデータに関する研究を強みとし、「かがわ医療情報ネットワーク」(K-MIX R)に参加するなどその実装にも取り組んできた。一方、ソフトバンクはAI、HEMILLIONSは医療データ規格・基盤の開発、提供を行っている。
三者の強みを組み合わせることで、医療情報の標準化および流通促進を図る。具体的には、電子カルテを規格化し、データをHEMILLIONSが提供する情報基盤と連携。患者にPHR(個人健康記録、生涯型電子カルテ)として利用してもらう実証実験を行う。
また、医師の働き方改革に向け、様々な業務の簡素化にも取り組む。生成AIを活用し、臨床研究計画書をはじめとする医療文書の作成、査読、審査の自動化を図る。
併せて、香川大に寄附講座(「ヘルスケアAI活用講座」)も設置。医療データやAI分野の専門家育成にも取り組む。
先端技術の活用により、地域医療の充実を図っていきたいとしている。
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