下北沢のまちをキャンパスにした居住型教育施設を開業 小田急電鉄

小田急電鉄株式会社、UDS株式会社、株式会社エイチラボは、3社協働で計画する居住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタカレッジ)」を12月1日に開業すると発表した。また、2021年4月の開校に向けて、11月16日から「1期生」の募集を開始する。

小田急電鉄が開発を進めるエリア「下北線路街」に開業する「SHIMOKITA COLLEGE」は、居住者がそれぞれの高校・大学・職場などでの経験を持ち寄って学び合う居住型の教育施設となる。施設のみならず下北沢周辺エリアをキャンパスに見立てることが特徴で、居住者が日々の生活や地域・企業との関わりの中で成長していくきっかけをつくるとともに、下北線路街をはじめとしたまちの活性化にも寄与することを目指している。

運営には、エイチラボが過去10年間にわたり、国内外のトップスクールとの協業と、多様な学びの体験・空間を提供する教育事業を展開する中で培ったノウハウを元に開発したプログラムが導入。従来の学生寮と異なり、選考された高校生から社会人までが一緒に住みながら、2年間(高校生は3ヵ月間)の多様なプログラムを通して、互いから学び合いを生む工夫が施されている。

具体的には、食堂やラウンジをはじめとする共有スペースを各フロアの居室への導線上に配置することで交流が生まれやすい空間設計を実施。また、年長者によるメンター制度をはじめ、キャリアや研究について相談ができるアドバイジングなど、交流を通して学びが深化する仕組みを展開するとしている。

20.11.17news2

「SHIMOKITA COLLEGE」の内観イメージ