不足するデジタルアーキビストの育成に向け、情報サイトが誕生

史資料の電子化や体系化を手掛ける株式会社誠勝(せいしょう)は6月7日、デジタルアーキビストを志す人や、その育成に携わる人向けに、関連するニュースや事例を紹介するサイト「デジタルアーカイブ教育」を公開した。

2022年に博物館法が改正され、「博物館の事業」に「博物館資料に係る電磁的記録を作成し、公開すること」が加えられるなど、近年、デジタルアーカイブの重要性はますます高まっている。

しかし、文化庁の調査(「博物館の機能強化に関する調査」、2020年)によると、 デジタルアーカイブの実施予定のない博物館が約半数(49.2%)、デジタルアーカイブの専門知識を有する職員が在籍していない博物館が7割以上(73.4%)と、デジタルアーキビストの育成が大きな課題となっている。

そこで「デジタルアーカイブ教育」では、主に大学の人文・社会科学系統の学部・研究科に属する教員向けに、誠勝自身の産学連携事例を中心に、デジタルアーキビスト育成の取組みを紹介。ロールモデルとして広めることを目指す。

ニュースや事例の他にも、デジタルアーカイブ化のノウハウや、権利関係の注意事項、用語解説なども掲載予定。以下から閲覧できる。
https://blog.sei-syou.com

「デジタルアーカイブ教育」のトップページ。誠勝プレスリリースより