大学クラウドファンディングサイト、 学生支援を目的に特別プラン開始

大学クラウドファンディングサイト「Otsucle(おつくる)」を運営する一般社団法人大学支援機構は5月7日、新型コロナウイルス対策・学生支援のための基金事業への寄附を募集する大学を支援するため、クラウドファンディング手数料5%の特別プランを開始したと発表した。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言により、全国の大学では対面授業の開始を延期し、学生には自宅での待機、外出の自粛を要請している。多くの大学は、遠隔授業や学生支援のため、多額の資金が必要となり臨時の予算を計上して対応を行っている。各大学が可能な限りの資金を拠出して対応しているが、現状、十分な予算を確保できているとは言えない。

これを受けて、同機構は今回、大学による新型コロナウイルス対策基金のためのクラウドファンディングの手数料を5%(クレジットカード等の決済手数料込み)にするサービスを開始。同サービスの対象者は全国の大学等で、新型コロナウイルス対策に関わるクラウドファンディングをサポートしていく。期間は2020年5月末まで。同サービスのプロジェクトとしては、すでに鳴門教育大学と徳島大学の学生を支援するための基金事業への寄附募集が開始されている。2020.5.8 news2