ChatGPTをまったく活用していない大学教員が35% 民間調査

デジタルリテラシー研修を手掛けるWHITE株式会社は6月28日、全国の大学教員を対象に行った「ChatGPT利用実態調査」の結果を発表した。調査は5月に実施。427名から回答を得た。

ChatGPTについてどの程度知っているか尋ねたところ、「聞いたことがあり、内容について理解している」が44.5%で最多。「聞いたことがあり、内容についてやや理解している」(41.7%)がそれに続いた。ChatGPTについて、その内容に至るにまで理解している「深い認知」が広まっていることが明らかになった。

ところが、業務にどの程度活用しているか尋ねると、「全く活用していない」が35.4%で最多(画像参照)。「とても活用している」(2.7%)、「やや活用している」(30.0%)の合計を上回った。「利用を禁止されている」との回答も1.7%存在した。

業務で活用していると回答した人に、その用途について尋ねたところ、「情報収集」が56.0%で最多。「翻訳」(53.7%)、「文書の要約・生成」(50.7%)、「アイデアの生成」(38.8%)と続いた。

一方、活用していない、もしくは禁止されていると回答した人に、その理由について尋ねたところ、「アウトプットされる情報が正確ではない」が48.0%で最多。「利用ルール・ガイドラインが整備されていない」(39.5%)、「活用方法がわからない」(21.7%)と続いた。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000029909.html

WHITEプレスリリースより