『社会科学は「思考の型」で決まる リサーチ・トライアングルのすすめ』

社会科学では欠かせないリサーチ・トライアングルという「思考の型」を大学1・2年向けに解説。その応用範囲は高校生や社会人にも有用で、一生役に立つ論理思考術を提供する。

社会科学の基礎技能としての
「思考の型」の習得

川﨑 剛

川﨑 剛

サイモン・フレイザー大学 政治学部 教授
  1961年生まれ。同志社大学法学部卒業のちトロント大学修士号(カナダ政府奨学生)を経てプリンストン大学でPh.D.(政治学)を取得。1994年からカナダにあるサイモン・フレイザー大学で教鞭をとる。現在、同大学政治学部教授。専門は国際政治学。邦語著作として『大戦略論――国際秩序をめぐる戦いと日本』(勁草書房2019年)など。

 

『社会科学は「思考の型」で決まるリサーチ・トライアングルのすすめ』

『社会科学は「思考の型」で決まる
リサーチ・トライアングルのすすめ』
川﨑 剛 著
勁草書房、2025年4月
A5版、224頁
本体2,200円+税

筆者はカナダにある大学で30年以上教鞭をとってきた。研究分野は国際政治学・日本外交論。対外教育活動においては「英語圏の大学事情に通じている邦人教授」の視点から日本に向けて発信することに関心がある。その思いは「社会科学の分野において、英語圏で通用するような知的インフラが日本国内の大学で整備されるよう貢献したい」というものだ。その一環として上梓した『社会科学系のための「優秀論文作成術」――プロの学術論文から卒論まで』(勁草書房2010年)の姉妹版が本書である。

(※全文:2250文字 画像:あり)

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