『雑談と相談が決め手! 主任保育者のリーダーシップ』

リーダーから雑談や相談を仕掛ける「雑相型リーダーシップ」。日々、慌ただしい現場にこそ取り入れることで、仕事の大半はすっきり解決します。本書でその秘密を解き明かしています。

キーワードは
「主任保育者の雑相型リーダーシップ」

浅井 拓久也資

浅井 拓久也

鎌倉女子大学 准教授
東京大学大学院修了後、民間企業や大学・短期大学を経て現職。保育者のキャリア形成に関する定量的な研究を行っている。講演会や研修会の講師、保育所や認定こども園の顧問やアドバイザーも務める。保育や子育て支援に関する著書多数。

 

『雑談と相談が決め手! 主任保育者のリーダーシップ』

『雑談と相談が決め手!
主任保育者のリーダーシップ』


浅井 拓久也 著
中央法規出版、2025年9月
B5変判、152頁
本体2,200円+税

私は、どうすれば保育者が早期退職することなく保育の専門家としてのキャリアを継続的に形成することができるかについて研究したり、こうした研究から得た知見を保育現場に還元するために保育者対象の講演会や研修会の講師を多数務めたりしています。保育者になるために日々研鑽している学生も大学で育てています。

このたび『雑談と相談が決め手!主任保育者のリーダーシップ』を出版した理由は、主任保育者が雑相型リーダーシップを発揮すると、よりよい園運営や新人保育者育成が実現できることを伝えるためです。

雑相型リーダーシップとは、書名に「雑談と相談が決め手!」とあるように、リーダーである主任が職員に対して雑談と相談を積極的に仕掛けることです。主任が日頃から雑相型リーダーシップを発揮することで、「気軽に話をすることができる」「何でも話せる」という雰囲気や関係性が職員に広がります。

園運営の課題として、経営サイドと現場サイドが「水と油」になってしまうことがあります。ですが、主任の雑相型リーダーシップによって雑相文化が園内にできると、園長、職員、主任の意思疎通が円滑になり信頼関係が構築でき、両サイドが「水魚の交わり」になります。

(※全文:2345文字 画像:あり)

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