『月刊先端教育』12月号「個の能力を引き出す 新規事業を支える人材の育成」発売

11月1日、『月刊先端教育』2024年12月号「個の能力を引き出す 新規事業を支える人材の育成」が発売されます。

人口減少や少子高齢化、それに伴う生産年齢人口の減少や厳しい財政状況に直面する日本が、競争力を保ち経済成長を実現するためには、イノベーションの創出が欠かせません。そのために多くの企業が新事業開発や社内ベンチャーの創出に取り組んでいます。

しかし、それを担う人材をどのように育てるかが大きな課題となっています。

そこで特集1は、「新規事業を支える人材の育成」をテーマにしました。新規事業を担う人材の要件や、イントラプレナー(社内起業家)の育成プロセス、エフェクチュエーションの理論と実践、企業内におけるイノベーションカルチャーの醸成、副業による学習効果など、多様な観点から迫ります。

特集2は「不登校と学びの保障」をテーマにしました。

不登校児童生徒が過去最高の約30万人に達する中、国は誰一人取り残されない学びの保障に向け、「学びの多様化学校」の設置促進をはじめ、さまざまな取組みを行っています。民間でも、特色あるオルタナティブスクールが次々と設立されています。不登校に関わる学びの場の最前線を取材しました。

地域特集は「島根県」です。

出雲、隠岐、石見など、豊かな歴史と自然に恵まれた島根県において、県の教育行政は、それを活かした教育に力を注いでます。海士町をはじめとする隠岐島前地域では、教育魅力化プロジェクトが進行。他地域の人々を惹きつけることで、教育を通じた人口の社会増が実現しています。

このほか島根大学の「クロス教育」の試みや、民間におけるワーケーション提供や不登校児童生徒の支援など、島根県を舞台ににした教育・人材育成の取組みを紹介しています。

以下の記事は11月8日まで無料公開しています。ぜひご覧ください。

【特集1】個の能力を引き出す 新規事業を支える人材の育成
企業内において、起業家的人材はどのようにして育つのか
島本 実(一橋大学大学院 経営管理研究科経営管理専攻 教授)

【特集2】不登校と学びの保障
小中一貫のオルタナティブスクールを日本一の義務教育学校へ
星野 達郎(NIJIN 代表取締役)

【地域特集】島根県
人口増に転じた「奇跡の島」海士町 グローカルな学びの現在地
大野 佳祐(隠岐島前高校 学校経営補佐官/AMAホールディングス 代表取締役/島前ふるさと魅力化財団 理事)

【特集1】個の能力を引き出す 新規事業を支える人材の育成

企業のイノベーションを担う人材育成に必要な学びと環境とは?
編集部

企業内において起業家的人材はどのようにして育つのか
一橋大学大学院 経営管理研究科経営管理専攻 教授 島本実

大企業の課題は新規事業のゾンビ化とイノベーション人材の枯渇
株式会社スケールアウト 共同代表 飯野将人

不確実性との向き合い方を見直す エフェクチュエーションが迫るシフト
神戸大学大学院経営学研究科 教授 栗木契

新規事業開発においてアイデア出しよりも重要なこととは
株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー、合同会社co-nel: 代表 小田裕和

挑戦とイノベーションを生み出す個人も会社も成長する組織づくり
株式会社セブン銀行 代表取締役社長 松橋正明

大企業に埋もれた暗黙知を共有 日本社会を変えるコミュニティへ
キュレーションズ株式会社 取締役CSMO 荒井宏之
COMMIT Leader、ハウス食品グループ本社株式会社 研究開発本部イノベーション企画部 上席主幹 藤井弾
COMMIT運営チーム、東京ガス株式会社 設備ソリューション事業部 望月紳

「副業」を通して得られる経験は社内起業の促進をもたらす
東洋大学 経済学部経済学科 教授 川上淳之

「仮説検証の担い手」としてイントラプレナーの育成が重要に
早稲田大学大学院ビジネススクール 教授 東出浩教


【特集2】不登校と学びの保障

選択肢を広げる多様な学びの場 全ての子どもが学べる場の確保へ
編集部

「みんなが主役の学校」へ 玖珠町立学びの多様化学校の挑戦
玖珠町教育委員会 教育長 梶原敏明
玖珠町立学びの多様化学校 校長 小原猛
玖珠町教育委員会 参事兼教育政策アドバイザー 上田椋也

小中一貫のオルタナティブスクールを日本一の義務教育学校へ
株式会社NIJIN 代表取締役 星野達郎

自分のどまんなかで生きる 子どもと生きる、新たな居場所
一般社団法人PLAYFUL 理事/ヒミツキチ森学園 理事 野瀬美千子
ヒミツキチ森学園 グループリーダー 青山雄太

生きづらさの低年齢化が進む日本 子どもと保護者にいま必要なこと
不登校ジャーナリスト 石井しこう


【地域特集】島根県

大切なのは「人からの直接の学び」
島根県教育委員会 教育長 野津建二

数字で見る島根県の教育
編集部

越境の学びと協創で持続可能性を追求
島根大学長 大谷浩

ワーケーションで心と身体を健康に
ワークアット株式会社 代表取締役社長CEO 林郁枝

松江発のスタートアップを創出へ
インキュベイトファンド 代表パートナー/MATSUE起業エコシステムコンソーシアム 顧問 赤浦徹

職業病を解決、リカレント教育も提供
株式会社Canvas 代表取締役 元廣惇

人口増に転じた「教育の島」海士町
島根県立隠岐島前高等学校 学校経営補佐官/AMAホールディングス株式会社 代表取締役/一般財団法人島前ふるさと魅力化財団 理事 大野佳祐

ひとづくりで地域を「創造力特区」に
NPO法人てごねっと石見 理事長 藤田貴子

島根発の幼児教育を世界に広げる
株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚

元中学校長が不登校の子を支援
一般社団法人アナザーステージ 代表理事/オンライン不登校サポート カゼマチ 代表 渡部正嗣

島根県立大学 地域創生を担う人づくり
編集部


【特別企画】大学経営最前線シリーズ 大学変革に向けた人材育成とデジタルを活かした業務改善

「Amazonビジネス」で加速する大学業務のイノベーション
アマゾンジャパン合同会社 Amazonビジネス事業本部 文教営業部部長 五十嵐司

経費精算業務のDXで業務効率化とガバナンスを両立
株式会社コンカー 公共営業本部 部長 福田貴容

大学都市神戸が取り組む産官学連携 大学経営人材育成で地域活性化へ
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム事務局長/神戸市 企画調整局担当局長 藤岡健
株式会社モリサワ 国内営業部門 エグゼクティブマネージャー 園田晋


【連載】

巻頭言:分断の時代、「国際頭脳循環」を築く
独立行政法人 国際協力機構(JICA) 理事長 田中明彦

理念に基づく経営と広報:広報は経営トップの代弁者
株式会社アシックス 代表取締役会長CEO 廣田康人

フロントランナーの構想と実践:探究学習とキャリア教育 多角的支援で生徒の未来を拓く
一般社団法人Fora 代表理事 藤村琢己

戦略的経営と大学改革の未来:博士人材活躍に向けた政府の施策
編集部

新世紀の学び舎:日々の暮らしが学びに変わる SHIMOKITA COLLEGE
編集部

SDGs探究実践:「自立した優しい挑戦者」を育成・支援する新しい教育の形
認定NPO法人very50 副代表 谷弘望

海外進学のススメ:留学フェアで広がる未来の可能性
株式会社LOOPAL 代表取締役 田原佑介

STEAM教育を組み替える:理性と感覚の統合を可能にするものとしてのSTEAM教育(前編)
鎌倉教育総合研究所 所長 大滝世津子


組織が変わるイノベーション人材の育成:「 リフレーミング」で新規事業を創出
京都大学経営管理大学院 客員教授/元オムロン株式会社 イノベーション推進本部 シニアアドバイザー 竹林一

リスキリング最前線:企業のリスキリング施策の実態調査 約8割が生成AI活用で成果を実感
編集部

VUCA時代のリカレント教育:アイデアを具現化できるプロトタイピング能力を身につける
武蔵野美術大学 教養文化・学芸員課程 教授 青木俊介

社会構想への招待:社会のグランドデザイン構築には地方制度の理解が不可欠
社会構想大学院大学 教授、元・大阪市西淀川区長、元・大阪府商工労働部長 西田淳一

自著を紐解く:『SalesTech大全』
株式会社マツリカ 新規事業責任者 中谷真史

令和時代の教育デザイン:教科用図書「くらしに役立つ」シリーズ
日本デザイン振興会 常務理事 矢島進二


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