受験勉強に対する意識調査 計画を元にした自学自習を重視する傾向

オンライン個別指導サービス「スタディコーチ」を提供するBuildsは10月14日、東京大学在学生86人と東京大学以外の大学に在学する大学生70人に向けて、受験勉強に対する意識に関して調査した結果を公表した。 

東大生が受験勉強のときに行っていた工夫は、「得意分野・苦手分野を自分で分析して勉強量や優先度を教科・科目ごとに調節した」が76.7%で最多、ついで「合格に向けた勉強計画を設計した」が75.6%だった。一方で他大生は、「得意分野・苦手分野を自分で分析して勉強量や優先度を教科・科目ごとに調節した」が51.4%、「合格に向けた勉強計画を設計した」が41.4%にとどまり、「合格に向けた勉強計画を設計した」と回答した東大生は、他大生と比較して約1.8倍だった。

21.10.15news3-1

21.10.15news3-2

「受験時の勉強のうち、効果的だったものとして最も当てはまるもの」は、東大生は「自学自習での受験対策」が最多(45.3%)、他大生は「塾での受験対策」が最多(52.9%)だった。

21.10.15news3-3

21.10.15news3-4

外出自粛の影響で、自宅やその他の場所での自学自習の重要性は高まっており、学習計画の立て方を指導する「コーチング」サービスも続出している。自分が受験生時代にこのようなサービスを使いたかったと回答した人は東大生(89.5%)、他大生(94.3%)ともに9割近くになっており、今後もコーチングサービスが拡大していくことが予測される。