注目のコンサルティング企業が指摘する「モチベーション以前」の視点

わずか5年足らずの間に2,000社超に導入された組織構築理論「識学」。その概念を広めるために起業した安藤広大氏はモチベーションを重視した組織運営にあえて異議を唱える。モチベーションに頼らず成果を上げる組織づくりの要件を聞いた。

「内発的」「外発的」の
二項対立から抜け出す

安藤 広大

安藤 広大

株式会社識学 代表取締役社長
早稲田大学卒業後株式会社NTTドコモ入社。2006年にジェイコムホールディングス株式会社に入社し、主要子会社のジェイコム株式会社(現:ライクスタッフィング株式会社)で取締役営業副本部長を歴任。2013年に「識学」の考え方に出会い独立。2015年に識学を1日でも早く社会に広めることを目的に、株式会社識学を設立。2019年、創業から3年11カ月という短期間でマザーズ上場を果たす。

「今日はモチベーションが湧かないからと、狩りに行かずにゴロ寝している古代人がいたでしょうか? 時代は変わっても、生きていくのに必要な報酬を得るために、他の誰かに価値を与える行動を自発的に行うのが人間の原理原則です。ところが、いつ頃からか“モチベーション”という概念ができ上がり、それがないと頑張れない人が増えてしまったのです。誰かに引き上げてもらわなければ動けないものだという枠組みが、日本の生産性を下げている犯人です」と、株式会社識学・代表取締役社長の安藤広大氏は、語り出した。

(※全文:2345文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。