企業経営の視点と事例 企業は従業員をどのように支援すべきか?

経営環境が目まぐるしく変化する現代、従業員に新たな時代に対応した知識やスキルを身に着けてもらうことは企業の人材戦略上、大きな課題となっている。ここでは世界・日本のトップ層の意識とともに従業員の学びを支援する事例を紹介する。(編集部)

変化する時代に対応した
人材育成とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やサステナビリティの実践など、企業経営における重要課題の構成要素が変化している。こうした社会状況を受け、今後どのような人材を育成していくべきかも変化しており、人材戦略の重要性が増している。コンサルティングファームのPwCが日本を含む世界100カ国・地域の5,050名のCEOに対して行った「第24回世界CEO意識調査」1)によると、自社の競争力を高めるために、人材戦略のどのような点を変えていくかという質問に対し、日本では「将来のリーダー輩出への注力」「従業員のエンゲージメントおよびコミュニケーション」(ともに45%)、「多様性の受け入れへの注力」「従業員のスキルおよび順応性への注力」(ともに24%)との回答が上位を占めた(図)。

(※全文:2129文字 画像:あり)

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