文科省、「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を改訂
文部科学省は3月25日、「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の改訂版を発表した。
教育情報セキュリティポリシーとは、自治体の情報セキュリティポリシーとは別に、教育委員会が独自に策定すべきとされている、データ保護のための方針、体制、対策などを包括的に定めた文書。
同ガイドラインは、ポリシーの策定や見直しを行う際の参考として、教育委員会向けに2017年10月に発表されたもので、基本理念や策定時の考え方について解説している。
児童生徒の学び方や教職員の働き方の変化、情報技術の進歩や関連法令の改正に合わせ、これまで数度の改訂が行われてきた。
今回の改訂では、GIGAスクール構想の進展により教育現場においてクラウドの活用が普及していることを踏まえ、情報資産の分類・仕分け・管理方法に関する記述や、次世代校務DX環境への移行を進める上で必要となるセキュリティ対策に関する記述が追加・修正された。
2024年度現在、教育情報セキュリティポリシーを策定済みの教育委員会は半数程度に留まっていることから、ガイドラインを参照しつつ迅速に策定に取り組んでほしいとしている。
ガイドラインは以下から読むことができる。
https://www.mext.go.jp/content/20250325-mxt_jogai01-100003157_1.pdf
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