熊本市で「子ども第三の居場所」が2拠点開所

一般社団法人熊本私学教育支援事業団は10月11日、日本財団の助成で熊本市に設置する「子ども第三の居場所 熊本学習支援センター 長嶺校・清水校」(以下、長嶺校・清水校)の「開校式」を10月3日に開催した。

「子ども第三の居場所」とは、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設。現在全国に128か所設置されている。

「子ども第三の居場所」では、特に、ひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供。また、同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていくとし、2025年度までに全国500拠点の開設を目指している。 

今回開所した、長嶺校・清水校では、今後、週に1回、子どもたちがスタッフと一緒に食事を作り、みんなで食べる「子ども食堂」を各教室で行う予定。熊本学習支援センターは、何らかの事情で学校に通えない子どもたちが小学生から高校生までが学年関係なく集い、安心して学んだり、遊ぶことができる「子ども第三の居場所」として「子どもまんなか」の支援を充実していくとしている。

22.10.12news2

開所式の様子(画像はプレスリリースから)